シアトルでの宿泊先は・・ サービス付き高齢者マンション

ここ数日、シアトルでのマラソン＆ジョギング旅行の事を書いていましたが、今回の旅行の目的は、マラソンの他に、お世話になったホストママに会うことでした。

1997年に語学留学でお世話になったホストママ、その後1999年と2001年に旅行で渡米した際も会いました。
そのママは、数年前から高齢者マンションに住んでいます。
そう、今回の宿泊先は、その高齢者マンションでした！
とは言っても、部屋はママの部屋ではなく、マンションが管理するゲストルームで "1泊100ドル" と決してお安くはありません。
ですが、シアトルの宿泊は1泊2万円以上のホテルばかり・・・
一人旅行には高過ぎなので、ゲストルームをお願いしました。　ママありがとう！

そして、その高齢者マンションがこちら　『ホライズン・ハウス』

ダウンタウンの中にあり、隣は病院、近所は会議やイベント専用のビル、日本領事館など・・
治安なども踏まえ、高齢者には最高の立地です。
そして、この外観・・
違うアングルから一枚

ホテルじゃありませんよ　　　高齢者向けマンションなんです　これが！

前は静かな公園

こっちも紫陽花の季節でした


そして、中はもっとすごかった
各階のエレベータ前にはソファ

そして廊下

写真を見せた人、皆が『いや、ホテルでしょ』と言いました。
が、何度もいいますが　ホテルではありません　高齢者マンションなんです！

上の廊下写真で、壁に絵画が飾ってあるのが分かりますか？
この絵画、管理者が飾ってるものもありますが、申請すれば、居住者が自分の玄関脇に好きなものを飾ることができます。
このマンション、迷路みたいに複雑なので、自分の部屋の目印にいいかもしれません。

そう、この大きな高齢者マンション。居住者は600人。
施設内には、受付（コンシェルジュ付き）、図書室、ビリヤード場、温水プール、ジム、多目的ホール（講演会などを開催）、美容院があるんです！
そして週数回、マイクロバスでスーパーに連れて行ってくれます！
これだけの施設なので、スタッフの数も多く、100人以上いるようです。

一番驚いたのはお部屋。
ホストママは元音楽教師なので、オルガンを置いていますが、そのご友人である元ピアニスト様はグランドピアノを居間に置いていました。
そう・・　　ワンルームや1Kとかじゃないんです。
1LDKや2LDKで、お一人またはお二人（ご夫婦）で暮らされています。
ホテルみたいなマンションなんです。

写真撮影はしませんでしたが、温水プールを一度使わせて頂きました。
ママの時間に合わせて朝7時に入りました (*o*; ) /

多目的ホールでは毎週土曜夜に映画鑑賞会があるらしく、マラソンした土曜夜に『Into the Wood』という映画も観ました。
『赤ずきんちゃん』、『ジャックと豆の木』、『シンデレラ』などが混ざったお話で、子供向けというより、「本当に大切なものは何か」がテーマみたいな、大人向けの映画でした。
日本でも今年春に公開されたようです


さて、写真に戻ります。
部屋からの眺め

朝です


夜21時30分です

シアトルは緯度が北海道よりも高い都市。夏場は22時にならないと真っ暗にはなりません。
朝は4時過ぎから明るくなります。
なので、真っ暗な時間は6時間程度でしょうか

そして　ベランダ

みなさん、ガーデニングを楽しんだり、読書していたり・・

本当に夢のようなマンションでした
映画鑑賞会や講演会など、マンション管理側が発案するのではなく、居住者が提案し、その前には「何故、今回これを選んだか」をスピーチしていました。
皆が皆、自分のために、自分で、老後を楽しく、大事に暮らしていると思いました。

「自分も今すぐにでもこんなマンションに住みたい！」と思いましたが、
ダウンタウンの一等地、かつ、これだけの施設。　ものすごく高い。
なので、皆さん、とても優雅で上品な方ばかり。
私とは何ランクも住む世界が違いました(^_^:)

普通の旅行では見ることのできない、貴重な体験でした。

次回は、ダウンタウンの写真を載せる予定です。